一流経営者なら肖像画にも映えるオーダースーツおしゃれ着こなしポイント
一流の経営者は、ビジネスシーンで使うスーツにこだわりがあります。
TPOに合わせたスーツであることはもちろん、相手への感謝を伝えるためにも、きちんとしたシルエットで特別な出会いを喜べるオーダースーツは手放せません。
決して派手なオーダースーツではなく、何代も伝わる経営者の肖像画のように、格式と気品を併せ持ったスーツが必要なのです。
そこで今回は、一流経営者がおしゃれに着こなす、オーダースーツのポイントを紹介していきます。
目次
1: オーダースーツをおしゃれに着こなすポイント
それではオーダースーツをおしゃれに、そして格式と気品漂う着こなしについて見ていきましょう。
(1)身だしなみ
これは見落とされることが多いのですが、仮にいくら高価なオーダースーツを身につけたとしても、スーツを着用する人の身だしなみが整っていないと、大変残念な印象になってしまいます。
身だしなみによっては
- 単に疲れている人
- 清潔感の低い人
- 信頼できない人
このような印象が、相手に届いてしまうこともあります。
これは本当に残念なことでして、いくらあなたの本質が整い、すばらしいスキルや、相手にとって役立つことが提供できたとしても、身だしなみの第一印象は簡単に覆すことができません。
まずは身だしなみを整えることが大切です。
(2)サイズ感
スーツは着用したときのサイズ感が大切です。
自分の体型よりも大きいサイズは、ダボッとしてしまいスマートな印象が出てきません。
どちらかというと、だらしない印象に受け取られますし、動きにもシャープさがなくなります。
反対にスリムすぎるサイズもNGです。
いくらピタピタのスリムが流行っているからと言っても、スリム過ぎるサイズ感は見ていて軽い印象を与えてしまいます。
このようにスーツは、いくら良いものを選んだとしてもサイズ感で印象が変わります。
自分に合ったサイズ感が必要です。
(3)パンツの裾
長すぎるパンツの裾は、スッキリとしたシルエットになりません。
足下がもたついた感じなので、動きをみても「モッサリ」とした印象を与えてしまいます。
理想的な裾は、たるみのないスッキリとしたシルエットです。
(4)Vゾーン
対面した人の目線が最初にいくのはVゾーンです。
シャツとネクタイのバランスが大切です。
シャツもネクタイも両方柄ものだったら、目が辛くなります。
ファッション上級者なら、柄物同士でもおしゃれに着こなしますが、そんな冒険はビジネスシーンには不要です。
王道の組み合わせを経験豊富なスタッフさんに教えてもらいましょう。
(5)小物でおしゃれに
チーフを胸元に入れれば、華やかな印象になります。
打ち合わせよりも、祝賀会などおめでたい場にふさわしいおしゃれです。
地味なところで、ひと味違うおしゃれなら「カフス」です。
カフス用のシャツが必要になりますが、手首部分のおしゃれは、さりげなくアピールする方法としては一番です。
2: 知っておきたいオーダースーツの種類とは
オーダースーツには種類があります。
まずは種類を知っておきましょう。
(1)スーツ3つの種類
スーツには次の3つの種類があります。
- シングル
- ダブル
- スリーピース
正式なスーツというと、スリーピースです。
また、威厳を持った経営者であれば、ダブルは品格をアップしてくれます。
もう少しカジュアルなおしゃれを目指したい方には、シングルが良いでしょう。
ちなみに代々受け継がれるような肖像画であれば、ダブルのスーツがおすすめです。
(2)襟にも違いある
シングルスーツに多い「ノッチドラペル」。
ダブルスーツに多い「ピークドラペル」。
どちらもデザイン上の好みなのですが、スーツのタイプに合わせて選ぶのが良いでしょう。
特にシングルスーツでカジュアルな印象も持っておきたい場合ですと、イタリアデザインに合わせた襟がおすすめです。
(3)ベントを選ぼう
ジャケットの後ろ側です。
真ん中が割れているセンターベント。
両サイドが割れているサイドベント。
割れ目のないノーベントがあります。
動きやすく、年齢や体型を選ばないのはセンターベント。
クラシカルな雰囲気が好きな方は、サイドベントがおすすめです。
(4)ボタン
ジャケットの前部分のボタンの数にも違いがあります。
最近多いのは3つボタンです。
王道なら2つボタン。
ボタンの数で、Vゾーンの領域が変わりますので、あなたの体型やおしゃれに見せたい部分も合わせて検討してください。
(5)生地
生地には、無地、ストライプ、チェック、このような柄があります。
一流の経営者であれば頼りにされることが多いため、無地の方が多いです。
ストライプは若々しい印象や誠実さが伝わりますので、威厳よりも信頼を勝ち取る場面で選びたいですね。
チェック柄はカジュアルな印象を持っています。そのため信頼関係が出来上がったときに選ぶと、一歩近づいた関係性が期待できます。
3: 立体的にかっこよく着こなす方法
スーツは、ただ着ているだけではいけません。
見られたとき、どれだけ立体的に見えるのかが大切です。
そのためには、次のような部分にも気を抜かないことです。
(1)スーツのシルエットを壊さない
パンツのセンタープレスは必ずつけておきましょう。
また、スーツにはポケットがありますが、基本的には入れない方がシルエットも崩れません。
(2)シャツの襟の形を変えてみる
シャツの襟には豊富な形があります。
スーツのVゾーンと、あなたの首回りのサイズに合わせて、かっこよく映るシャツを選びましょう。
(3)ネクタイで立体感を演出
ネクタイは単に首元へ締めれば良いのではありません。
締めた部分にできる「くぼみ」が大変重要なのです。
この「くぼみ」の印象によって、見た目に立体感があるかどうかが決まります。
おしゃれな方は、少しネクタイを前方向へ持ち上げる方もいらっしゃいます。
(4)靴にも手を抜かない
スーツが完璧でも、足下がイマイチだとすべてが台無しです。
定番の黒の革靴も良いですが、ダークブラウンの革靴もおすすめです。
足下が少し明るくなると洗練された雰囲気が出てきます。
4: まとめ
オーダースーツは一流の経営者なら必ず持っているもの。そして着用しているものです。
オーダースーツが自慢なのではなく、誰と出会っても失礼のないように自分に合ったものを選んでいるというのが正解だと思います。
ぜひあなたもオーダースーツを1着は持っておきましょう。
そして人と会うときには、自分に合ったもので気持ちよく迎えてもらいたいと思います。
こういったちょっとした心遣いが、その後の人間関係や人脈に影響することは、一流の人を見ていればわかりますね。