選ばれる理由
選ばれる理由1
画家歴20年の実績
不動産会社に勤めているサラリーマンだった私は、幼いときから絵を描くことが大好きで、大人になっても趣味で油絵を続けていました。
好きが高じて、これを職業にしようと思ったのが今からおよそ20年前の2001年頃。その中でも“人”にスポットを当てた肖像画に特化し始めたのは2013年頃からです。
画家としての駆け出しの頃にも人物を描かせてもらうことはあったのですが、当時はあくまでモデルの表面的な印象をそのまま絵画として表現していただけで、現在のように、その人の歴史や人柄などの内面の魅力を掘りおこし、その要素を作品に反映させるような工夫はしていませんでした。
作風が変わったのは、私自身が年を重ね様々な経験をする中で、 「内面は顔に出る」ということを実感するようになったからです。
こうして肖像画を描くことの意味、本当の楽しさを知り、そこから肖像画家として活動を始めました。
現在では「モデルとなる人物を理解し、人生に寄り添う作業」こそが肖像画の真髄だと、私は考えています。
こうした取り組みもあり、これまでにおよそ320作品(2018年現在)の肖像画を描かせていただき、ときには世界的なイベントのための著名人の作品を、日本人肖像画家として唯一依頼されるなどの実績もあげることができました。
もちろん、肖像画も絵画作品なので、技術以上に“個人的な好き嫌い”は重要な評価基準です。ですから、この実績だけで「私におまかせください」、というのは少しおこがましいかもしれませんが・・・
もし私の作品を気に入ってご検討くださっているなら、ぜひ客観的な指標としてこれらの実績もご参考いただければと思います。
選ばれる理由2
世界出展数NO.1の国内肖像画家(2017年、2018年)
実は、肖像画というのは芸術的な表現の幅が少ない絵画です。
モデルとなるクライアントありきの作品でもあるため、画家としての主張や個性よりも、どちらかといえばクライアントのニーズをうかがったり、用途に合わせて作品を描くことが大切なのです。
こうした事情もあってか、画家の中でも“肖像画家” は日本でもそれほど多くなく、海外出展をされる人もあまりいらっしゃいません。
しかし、私は肖像画家でありながら、自身の作品は積極的に世界で掲額したいと考えております。
その理由は、私が広く活動を行うことで、そのモデルとなってくださった方が世界中の多くの人の目に触れ、存在を認識されるようになると感じるからです。
私は、あなたが、何億人もの人間がいるこの地球で数少ない”絵になる人“であることを誇りに思っていただきたいのです。
もちろん、海外出展は簡単ではありません。美術館やギャラリーによる審査もありますし、中にはコンクールのように賞がつくものもあります。
日本のギャラリーを通じて出展する場合は、そのギャラリーから信用してもらえる画家でないと話が進みません。
そういう意味では、ありがたいことに私の周りにはご協力いただけるギャラリーも多く、おかげさまで国内肖像画家の中では世界出展数NO.1と言い切れるくらいの活動をさせていただいております。
海外出展作品のモデルになってみたい、と思っていただける方はぜひお気軽にお知らせください。
選ばれる理由3
アーティストである前に一人の社会人であること
『ひまわり』で有名なフィンセント・ファン・ゴッホ。彼の有名なエピソードで、「自らの耳を切り落とした」という事件はご存知の方も多いと思います。
理由には諸説あるようですが、一説には「自画像の耳が上手く描けなかったから」とも言われています。どんな理由があるにせよ、なかなか普通の人がやることではありません。
この話に代表されるように、多かれ少なかれ“芸術家は風変わり”という印象は昔から一般的です。
確かに私たちの世界には“右脳”をフル活用し、感性の赴くままに作品づくりを行うアーティストはたくさんいらっしゃいます。
これが、単純に自分の創造の世界を追求し、誰にも迷惑をかけていないなら文句は言いません。
しかし、もしそこにクライアントがいて、その作品を待っている人がいるなら話は別です。
少し前に、とある若い靴職人が制作を受注してお金をもらっておきながら、なかなか靴が納品されない、というクレームのニュースが話題になりましたよね。
もしかすると、彼は自分が納得できる靴が仕上がるまで待ってほしい、と考えているのかもしれません。
しかし、芸術家でも職人でも、「誰かの依頼を受けて作品をつくる」なら、もうこの時点で、それは自身だけのアートではなく、立派な“ビジネス”。
ですから、その契約には社会人としての責任が伴ってしかるべきだ、と私は思います。
これは肖像画も同様です。
仕事としてお引き受けする以上、“風変わりなアーティスト”では済まされません。
もちろん、不器用な私はトップセールスマンのようにはなれないかもしれませんが、礼儀を持って接する、約束や納期は守る、こんな当たり前のことを、社会人の自覚という意味でとても重視しています。
お客様が大切なお金を私に払ってくださるのですから、そのことに心から感謝し、気持ち良く作品を受け取っていただけるよう、最善を尽くすことをお約束いたします。
選ばれる理由4
モデルの人生を、点ではなく線で伝える肖像画
アートという幅広いジャンルで考えると、肖像画は個性的な発想や情熱などの芸術的な要素よりも、テクニックが正確であることを求められる分野の絵画です。
かといって、創作意欲を掻き立てられなければ、やはり良い作品には仕上がりません。
実は、私自身、誰かれかまわず肖像画を描いているわけではないのです。
モデルとなる方とコミュニケーションを取った際の雰囲気、その人のバックグラウンド、夢。
会話をしながら相手を理解し、そこからインスピレーションを得ることで、ようやく私が”本当に描きたい肖像画“の制作を始めることができるのです。
目の前にいる“あなた”だけでなく、あなたの歴史(半生)を描く、というのはこういう意味です。
もちろん、基本的にはお客様のニーズに合わせてご対応をしているため、インタビューなしで写真を見て描くこともあります。
お客様は完成した作品に満足してくださいますが、アーティストとしての私自身は、もう一歩踏み込みたかった、という想いが残ることもあります。
人間の本当の魅力は、人生の“点”だけでは絶対に伝わりません。点と点を結ぶ線、歴史までをも含めた「あなた」が本来の姿であり、本当の価値となります。
私は、肖像画を通じて、あなたのこれまでの人生とその哲学を正しく表現できるアーティストでありたいと考えています。
そして、この肖像画をきっかけに、周囲の人々があなたの歴史を知り、これまで以上にあなたが評価され、認められること。これが私が描く肖像画に込める願いです。
選ばれる理由5
今後もアーティストとしてさらなる向上をめざします
イタリアの有名な美術家レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』を知らない人はいないでしょう。
Wikipediaによると“世界でもっとも知られた、もっとも見られた、もっとも書かれた、もっとも歌われた、もっともパロディ作品が作られた美術作品”と説明されています。
これに付け加え、「肖像画として、そのモデルがもっとも有名になった美術作品」とも言えるのではないでしょうか。
古くから肖像画に描かれる人物というのは、それに相応しい地位や気品を兼ね備えた人がほとんどでした。
しかし、どれほど品格の高い人物でも、それを描くアーティストの腕がイマイチでは、その本当の魅力は伝わらないことでしょう。
もし、レオナルド・ダ・ヴィンチが優れた芸術家でなかったら、 『モナ・リザ』のモデルになった女性は、これほどまでに世界中に知られることもなく、その人生に興味を持つ人もあまりいなかったはずです。
このように、「肖像画とそのモデル」の価値は、それを描いたアーティスト自体の評価によって大きく変わるものなのです。
ですから、私自身、今後も肖像画家としてますます腕を磨き、進化し続けなければならない、と感じています。
これまで私の肖像画のモデルをしてくださったすべてのお客様にとって、それが一番の恩返しになると思うからです。
『モナ・リザ』とまではいきませんが、いつか、あなたが「私はあの画家のモデルになったことがあるんだよ」と自慢していただける日がくることを目標に、これからも精進していきたいと思います。